地域情報

有機農業にはなくてはならない堆肥製造施設「ゆうきの里東和」です。

この地域資源循環センターが東和支所管内のオーガニック・ファーミングを支えています。なぜなら、農作物が育つ土を健康な状態に保つためには、土壌微生物の食べものになる良質の堆肥が欠かせないからです。

阿武隈川の公式カヌー競技場がある「島山」の河川風景です。

針道は生糸・煙草のブランド産地・集積地であり、「塩の道」の中継地でもありました。「馬洗」というネーミングが塩を背に積んだ馬たちの休憩場であったことを思い起こさせてくれます。

観光名所「馬洗川渓流」は太田川と針道川の合流地点にあります。「馬洗橋」から「大学橋」までの約1.2kmの区間に「小淵滝」「猫淵滝」「大久保滝」「八畳岩」があり、散策を楽しめます。

「ふくしま農家の夢ワイン」の醸造所です。☞ 「戸沢」産の葡萄から搾った「一慶」(Ikkei)はJR東日本のTRAIN SUITE「四季島」のランチワインに採用されました。醸造所の裏斜面には、桑の木を伐根して植えられた葡萄畑が広がっています。

夢ワインの施設を見せていただきました。

夢ワインのラインアップ! JR東日本「四季島」のランチワインに採用された「一慶」は人気ブランドです。

針道九区に戻りましょう。 ☞ まず、里山「口太山」へ

口太山からの眺望です。☞ 眼下に、針道の集落を一望できます。そこから、再び隣村の「戸沢」へ。

針道における「養蚕」創生記 ☞ なぜ高貴な身分の「香野姫」さんは蚕の飼養技術や機織技術に精通していたのでしょうか?

現代的な感覚からすれば不思議だと思いませんか?皇后さんが吹上御苑で養蚕を始めたのは明治4年のことです。もちろん、日本の養蚕史の記録は『日本書紀』に記載された雄略天皇が皇后に養蚕を勧めた時点まで遡れます。しかし、それさえ5世紀中葉(462年)のこと。当時の高貴な女性にとって、「養蚕」は現代の茶道や華道、あるいは、当時の和歌や琴などと同様に、習得すべき必須のスキルだったのでしょうか?

いずれにしても、稲作と同じように、養蚕も日本文化のルーツとの深いかかわりがありそうですね。

「香野姫明神」の鳥居です。「香野姫」には針道での養蚕起源にかかわる伝説が残されています。

「香野姫明神」の由緒を説明した立看板です。

「香野姫明神」の歴史を感じさせてくれる夫婦桜の老木です。

「香野姫明神」は人目を憚るかのように、旧戸沢村の片隅にひっそりと佇んでいます。そこから、勢い余って針道の最高峰「羽山」に登ってしまいました。そう、私たちは遠く富士山を眺望できる信仰の山「羽山」(897m)の頂上に立ちました。

文字通り360度、視界を遮るもののない景観は私たちの心をリフレッシュしてくれます。

羽山の山麓地帯はリンゴ(羽山リンゴ)の産地です。針道でいつもお世話になっている宗形(元区長)さんの同級生で、羽山リンゴとサクランボを栽培している農家の方から直接話しを聴くことができました。