針道九区
道の駅ふくしま東和へのアクセス経路
大綱木の手前で「広瀬川」に沿って進む。
口太山、夏無沼、白猪森、木幡山の位置関係
福島駅からだと県道114号を南下する。
報告会開催予定の福島駅東口付近
ついでに、二本松駅前も見ておこう!
針道の航空写真
「針道」の象徴的な風景です。
針道川流域に水田があり、丘の中腹に畑や桑園(現在は遊休化)、住居はその上にあります。
針道の里山「口太山」の登山口。その名は「朽ち人」(くちびと)から転じたそうです。
「姥捨て山?」ではなく、平安時代の歌人藤原実方中将の和歌に因(ちな)んだものです。
口太山の登山口近くに今井之博さんが造成した「今井公園」があります。針道に暮らす方々の交流に利用されている民設・民営公園です。
谷筋に沿った棚田を整備した「今井公園」では、閑静な林の中で穏やかに時を過ごせます。
これは何? ☞ 答えられたら山村博士!?
水田の畦畔にある点がポイントです。正解は、電気柵の電源の太陽光パネルなのですが、
では、なぜ電気柵が必要なのでしょうか?
自然豊かさは野生生物に生きやすい環境を提供しています。また、原発事故は、人間の非居住エリアを拡大し、耕作放棄地は山から里へのアクセスルートを提供していると考えられます。
江戸時代の天明年間(1780年代)、浅間山噴火で火山性の微粒子が大気圏を覆い、太陽光は遮られ、寒冷化がもたらされ「天明の飢饉」をもたらしました。☝ 墓標は飢饉の実態をリアルに再現しています。合掌
飢饉後に置かれたと推測される「蛇石」 針道集落再開発の記念碑と考えられますが、その正体は何でしょうか?
かつての針道は交通の要衝の地。養蚕の最盛期には京都の西陣と取引し、幕末には横浜港まで生糸を運び、米国に輸出していたそうです。戊辰戦争のさなか、生糸商人が命がけで運んだという話もあります。
たわわに稔った稲穂の先に見える黒いシートは低レベル放射性廃棄物。原発事故の処理が終わっていないことを示しています。
原発事故の放射能汚染分布図 ☞ 針道は白猪森や口太山などの里山に護られました。
今井公園のエントランス☟
自然素材100%の看板?です。
養蚕飼養施設が「民具資料館」に変身! ライフスタイルの変化が実感できます。
道の駅「ふくしま東和」のエリアマップ! 右上が針道九区。口太山トンネルの下が「諏訪神社」☞「あばれ山車」の本拠地です。
右に、「夏無沼」と「口太山」、キャンプ場でアウトドアが楽しめます。今井公」はトンネルの出口付近、民具資料もその近くにあります。以上が針道九区の主な観光スポットです。
二本松市東和地区は有機農業の中心地です。
有機農業を支えている地域資源循環センター 土の健康には微生物の餌(堆肥)が必要です。
公式カヌー競技場「島山」の河川風景
針道は生糸・煙草の産地で「塩の道」中継地 塩を背に積んだ馬たちの休憩場であったことが、「馬洗」という地名の由来です。
「馬洗川渓流」は太田川と針道川の合流地点 馬洗橋~大学橋の約1.2kmに小淵滝、猫淵滝、大久保滝、八畳岩があり、散策を楽しめます。
ふくしま農家の夢ワイン ☞ 戸沢産葡萄で搾った一慶(Ikkei)はJR東日本TRAIN SUITE「四季島」ランチワインに採用。醸造所裏に桑を伐根して植えられた葡萄畑が広がっています。
口太山からの眺望 ☞ 眼下に針道の集落を一望!
養蚕創生記 ☞ 香野姫が養蚕や機織を教えた?
吹上御苑での養蚕開始は明治4年では!?
『日本書紀』(西暦462年)に雄略天皇が皇后に養蚕を勧めた記載 ☜ 高貴な女性は和歌や琴と同様、養蚕を習った? ☞ 稲作同様、養蚕は日本文化に関与している。
香野姫明神の鳥居 ☞ 香野姫には針道での養蚕起源にかかわる伝説が残されています。
香野姫明神縁起が記された立看板
香野姫明神の歴史を感じさせる夫婦桜の老木
香野姫明神は旧戸沢村に秘かに佇んでいる。