八重桜

八重桜

ソメイヨシノは葉桜となったが、まだ咲き誇る桜もある。
遅咲きのヤエザクラ

大輪の花は「福禄寿」か?
そういえば、大山(川崎・新島)八重を主人公とするNHK大河ドラマがあった。

「柳橋の戦い」(神指町)で敵軍の銃弾に斃れた中野竹子(娘子隊)の薙刀の柄には、
「もののふの 猛き心にくらぶれば
数にも入らぬ 我が身ながらも」
という「辞世」の句があったという。

その後、「なぜ娘子隊に入らなかったのか」と竹子の母に尋ねられた川崎八重は、
「私は鉄砲で戦いたいと考えています」と答えたという。

砲術指南の大山家に生まれ、育った八重は、刀剣が新政府軍との戦での有用な武器ではない点をふまえ、優秀な狙撃手として新政府軍に対抗した。

NHK大河で八重の知名度は大いにアップしたが、薙刀で戦い、銃弾に斃れた竹子は今なお会津人の琴線にふれる。