「大学生事業」回顧録

「大学生事業」回顧録

エコカフェ秡川の第2キャンパスといえる針道九区に初めて訪れた頃の写真です。全員の承諾はまだ得られていないため、敢えてピンボケの写真をアップさせていただきました。

初めは驚きの連続でした。「若連」という組織が「あばれ山車」という奇祭に使う大きなハリボテ人形を毎夜集まって制作している…

次第にそれは課外活動や大学祭と同じくらい、農山漁村に不可欠な要素だと感じるようになりました。

農林漁業には多くの集合エネルギーが必要で、住民の協働が求められてきました。

「あばれ山車」の制作現場に立ち会い、機械化による省力化がそれらを遺物化しつつあるという先入観が「思い込みであった」と反省させられました。

その反省がコロナ下で大学生事業を続けてこれた原点のような気がします。

年号が平成から令和に代わった大学生事業2年目(2019年)最大の事件は台風19号でした。

「朽ち人」が転じたとされる里山「口太山」の山開きや「今井公園」の「暑気払い」に参加し、諏訪神社の例大祭(「あばれ山車」はその一環)の1週間後に大学祭「針道フェア」で針道をPRし、「桑の葉茶」と「桑の実ジャム」の売上増に貢献しよう!と張り切っていた矢先、台風19号接近のニュースが飛び込んできました。

エコカフェ以外の希望者もあり、楽しみにしていた「あばれ山車」でしたが、直撃の報に訪問予定を中止せざるをえませんでした。

台風が足早に過ぎ去った後、あばれ山車が開催できたのは幸いでしたが、行こうにも電車は運休、道路も寸断、お手上げの状態でした。

その翌週(10/19-20)の大学祭は前夜から降り続く雨が次第に強まり、「マルシェ針道」の準備を始めた午前8時頃には10mm/hを越える雨量となりました。

針道の方々の来学は初めて、「遅れるのは仕方がない」と考えていましたが、時間前に駆けつけてくれました。聞けば集落内で台風被害に遭われた方もあったとのこと。責任感や結束の違いを教えていただきました。