ミツバチの科学?

ミツバチの科学?

☝画像はACORNから引用

「道の駅ふくしま東和」では多様な種類の植物から集められた蜂蜜が販売されています。

東和支所管内には養蜂技術の研鑽に励む「日本蜜蜂養蜂倶楽部」の方々が暮らしています。

国内の大学では、玉川大学が1979年にミツバチ科学研究センターを設置、宮城学院女子大学が2019年ミツバチ科学研究部門を新設しました。

同大学(宮学)は「丸田沢緑地環境保全地域」に隣接しています。丸田沢溜池は農業用水を確保するために江戸時代初期に造られた堤です。 ☞ 左から順に【宮学⇒丸田沢堤⇒三共堤】

宮学の藤原先生は「地域の自然とのつながりを実学的に学ぶための実践的教育」に取り組んでいます。( ☜【出典】藤原愛弓・山口喜久二・渡邉誠「ミツバチ科学とは」)

藤原先生は「宮城学院女子大学における開花植物の季節的推移―大学構内におけるミツバチの蜜・花粉源植物の調査―(生活環境科学研究所報告、第52号、2020年)を執筆されています。

☜ 蜜・花粉源植物の季節変動に着目し、ルートセンサス(踏査法)で132種もの訪花可能植物から生物多様性を具体化した点が印象的です。

「さとやま自然再生事業地におけるニホンミツバチの生態系サービス評価:花資源利用およびコロニーの発達」 (保全生態学)もおススメです。

ニホンミツバチはどうやって飼うの?
①巣箱と②分蜂群の入居が必要です。
ニホンミツバチを飼ってみよう! 
巣箱作り分蜂時期などの説明

針道で活動する私たちが気になる養蜂史!
まず、ネットで検索!
和歌山県古座川の伝統養蜂
☜【出典】ニホンミツバチ・養蜂文化ライブラリー

ゴーラ」という独特な巣箱が使われている。
作り方やカタチは作り手によって違う(笑)
☞ それこそが「伝統的技術」の本質では?
素材や道具も多様だが、共通の理念がある。

真貝先生(総合地球環境学研究所)は蜜蜂を気づかい、使い易く改良し、変わっていくと総括。

日本養蜂協会「日本の養蜂の歴史」 ☞「日本書紀」推古35年(627年)「夏五月、有り、聚集れり、その凝り累なること十丈ばかり」とあり、その「ハエ」が蜜蜂を指すと…  ^_^ゞ

「日本書紀」皇極2年(643年)「百済の太子余豊、蜜蜂の房四枚をもって三輪山に放ち、養う」を端緒とするのが通説。いずれにせよ千年以上前、
☜ 蜜蜂や蜂蜜は貢物にされる貴重品であった!

(蜜蜂の)採集女性が描かれた「アラニア洞窟」(スペイン)の壁画の年代はB.C.15,000年頃と推定  ☜【出典】世界の養蜂の歴史
 ☜【参考】山田養蜂場「世界最古の採蜜壁画